U2のボノとエッジが、5月8日(日)に、ウクライナ、キーフの現在防空壕となっている地下鉄で、サプライズのアコースティックライブを行った。約100人の前で40分ほど行われた。
以下いくつか映像。
”With Or Without You”
“Walk On”
“Stand By Me” の「Me」の歌詞を「ウクライナ」に変えて、ウクライナのバンドAntytilaのTaras Topoliaと共演。
この映像の中で、ボノに爆発したミサイルの破片も見せている。彼らのいた場所に直撃するところだったのを、巨大な広告に当たったため、奇跡的に救われた、と。
”Angel of Harlem”
ボノのコメント
「世界に素晴らしい都市はたくさんある。東京に、シドニーに、ロンドン、パリ、ベルファスト、シカゴなど。だけど、世界中で今僕らがキーフ以上にいたいと思う偉大な都市はない」
”Pride”など。
上の映像の中で、”Pride”の歌詞を変えて、「今夜、5月8日に、ウクライナの空に銃撃は鳴り響いても、あなた達は自由だ。命を奪われることになっても、あなた達のプライドを奪うことは絶対にできないから」と歌った。
また「あなた達の大統領は、今世界の自由を牽引している。ウクライナの人たちは、自分たちの自由のためだけに戦っているのではなくて、僕ら全員の自由への愛のために戦ってくれている」と語っている。また「すぐに平和が訪れることを祈っている」と。
この日、その他”Sunday Bloody Sunday”, ”Vertigo”, “Desire”などもパフォーマンスしている。時々映像にプロのカメラマンが映っているので、後に正式な映像が公開されるのかもしれない。
さらにボノとエッジは、大量虐殺のあったブチャの墓地にも訪れ、SKYニュースのインタビューに答えている。
「ここで今何を目撃しても、ウクライナの人々が実際にどんな体験をしたのかは想像を絶する」
「これは本当に1人の人間による戦争だと思う」とプーチンについても言及。
「ロシアの人々は……若い人たちは何が起きているのか分かっていると思う。だから僕はロシアの若い人たちを信じている。この人を政府から追い出してくれることを」
ボノとエッジは、以下のツイートもしている。
「ゼレンスキー大統領に、ウクライナの人たちとの団結を表明するパフォーマンスをキーフでやって欲しいと招待された。つまりそれをやるために僕らは来たんだ。ボノ&エッジ」
U2はこれまでも、「#StandUpForUkraine」などに参加し、ウクライナを支援するパフォーマンスや音源、詩などを発表している。
ウクライナの人々とゼレンスキー大統領のためにボノが書いた詩を、米下院議長が議会で読み上げたこともある。
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